サンサンコーナー
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矛盾がいっぱい道路行政
今の世の中矛盾がいっぱいです。
今財政的に行詰まると言われながら、無駄の繰り返し、拡大する一方に感じられるのは私だけなのでしょうか。
私は道路行政において道路のあるべき姿をこのサンサンコーナーで再三に話し続けてきました。しかし残念ながらこの長い年月の間にも制度は一向に改まる様子がありません。
それは道路縁石のことなのです。私の事務所の前は道路幅が狭い為に歩道と車道との間にブロックの縁石が無く、歩道との境はアスファルト(車道・黒)とブロックタイル(歩道・茶)とに色分けされているだけです。
平面ですから車の出し入れ、人の出入、雪かき等々便利この上もありません。そして大型の車が荷物の出し入れをするにも、半分ほど歩道にかけて止まる為に車道の行き来もスムーズ、歩道も歩くのに何の障害もなく事故も皆無という状況です。何の支障があるというのでしょうか。全く問題もなくそれどころか極めて快適な状況です。
それに比べて市役所に突き当たる通りは歩道ができ、車道と歩道の間に段差があり、縁石ブロックで仕切られています。今高齢化社会に突入し色々な障害、段差を取り除く運動(バリアフリー)を進めています。この時代に道路に限ってわざわざ車の危険を取り除く為、障害をつけています。車の出入をさせにくく、人の出入は不自由でよく蹴躓き、私自身も蹴躓いて転んだことがあります。そして大型車が停車すると交差がしにくくなり、後ろに車が列を成すという状況が現出しています。家を建てる時はいちいちその縁石を移動しなければなりません。非常に迷惑ばかりかけるだけで肝心の交通事故に対しては平面の場合とほとんど変わらない、いや逆に交通事故の危険が増加すると思えるのに、そんなことに経費をかけてやり続けていくというのはどういう施策なのでしょう。
旧市内、街中の道路にはブロックの見切りは必要ないのではないでしょうか。305号線とか幹線道路には逆に車が乗りあげることがないような仕掛けのブロックをすべきだと思うのですが・・・。
このブロックを取り止めるには内規で決まっていて自由裁量でやめることが出来ない仕組みが役所の中でできているのかもしれません。そうとなれば役所の中の仕組みを見直し、それを正す仕組みこそが至急必要なのかもしれません。
今役所の職員には市民サービスの営業マンとして活動してもらい、市民の意見を聞き、それを取りまとめて実行していく、そんなシステムづくりこそが必要だと思われます。そのことが費用の無駄遣い、無駄な動きを改革していくことにつながっていくと思います。
こんなシステムがこれから大切になるのではないでしょうか?
小さな道路の改革でありますが、これを手始めに、改革に取り組もうではありませんか。
不動産 遊民
都市 研究家 調 亮