サンサンコーナー
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街づくり Part4
かしがましい地方選挙も終り、宣伝カーで候補者の名前を連呼するだけ、住み良い小松をつくるという、何の具体的な政策の提示もなく、ただお願いしますの繰り返し、どなたも一様の騒々しいばかりの…でした。
私はやはり政策というのは、具体的に示さないと市民は解らないと思います。小さな事でもより具体的に示すべきだと思います。
例えば、私は小松が大好きです。LOVE小松です。この小松で生まれ育ち暮らして良かった、この小松を終の棲家としたい、ここで死んでも良い、他地域に住んでいる人を、「この小松にいらっしゃい」と誘い込める魅力を生むことが求められると思います。
今、この小松に具体的にそんな魅力があるのでしょうか。私はこの地に住みながら、まず棲み家を作りたい。いかに居住環境を整えてあるかと言うと、本当に稚拙な都市計画によって家を建てる場所が少なく、実に困りものです。
人に来て下さい、来て下さいと言いながら住む場所が無い、という現状です。その上、その人達が働く場所が無いのです。まず工場を建てようとしても、その工場用地すら少なくて、誘致できません。
企業を誘致する、企業を育てるという風土が無く、事業意欲が育つような人材の育成を対策しているかといえば、何の手だても感じられません。よしんば企業を誘っても、企業を建てられる場所がありません。国道8号線の沿線は、市街化調整区域でほとんど開発ができないのです。何の為の規制か、人を呼び込もうとする活動とは全く反対の活動、いや邪魔しているようにすら感じられるのは私だけでしょうか。
今は他の地域から人々が集まるような、そんな施策が求められるのに、何ら具体的な提案が無かったのは寂しい限りです。小さい事でも良いのです。より具体的に身を粉にして活動できる事こそ、議員になられた方は実際に活動して下さればと願っております。
私達は、小松の街づくりに理念を持って心を一つにして、活動すべきだと思います。
その理念は小松市民みんなで考え、そして作成すべきです。そして、その理念に向って小松市民が心を合わせての街づくりこそが、今求められているのです。
私の具体的理念、例えば「他の地域の方、いらっしゃい、いらっしゃい!!」この理念に向かって、具体的に活動するのも一興です。まず、一人一人が、具体的に街づくりに取り組みましょう。新しく議員になられた方々の活躍を期待します。今こそ、本格的に街づくりに取り組まないと手遅れになってしまいそうで恐いですね。
不動産遊民
都市研究家 調 亮