サンサンコーナー
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企業誘致を町づくりに!
今回は空き家対策が必要だということの続きを書く予定でしたが、台風24号で感じたことがありますので、中に挟みたいと思います。
今年は異常気象の為か台風が大変多い年でした。そして台風は私達の若い頃と比べて非常に大型で、風力も強く、甚大な被害を各地にもたらしました。その爪痕は今も残り各地被災地域の人々はその復興に励んでいるところです。
そういう中で台風24号が石川県を直撃すると言われていましたが、ちょっと南の方にそれて小松市はほとんど台風の影響を受けることはありませんでした。その進路を見て私は石川県の被害は比較的少ないと確信いたしました。長年の経験でこの進路はいつも直撃なのですが、風の影響は白山の向こう側、岐阜県、長野県の方に流れ、ほとんど石川県に影響がないのです。
雨は常に九州、四国中国地方に落としてしまい、いつも石川県は雨が比較的少ないという状況が常なのです。
なんという幸運の、いや他の地域の人には申し訳ないのですが、本当に被害が少なく済むので、何故なのでしょうと振り返ってみるとそれは毎日私たちが拝み見る白山のおかげなのではないかと思われるのです。
この白山が加賀地区の安全を守り続けているのではないかと思われるのです。
白山に降る雨は手取川となって加賀平野に豊かな実りをもたらすと共に住民に台風の被害を最小にとどめてくれているのです。
その上、地震の被害も非常に少なく隣県の福井県は非常に大きな福井地震がありましたが、当地では今のところさしあたって大きな地震にも見舞われていません。しかしこの地震というのは我々の人間の生命サイクルではなく、地球という生命体の長い活動の中で起きているので、これから起きる可能性は無い訳ではありません。
長い歴史を振り返ってみても、京都・大阪そして東京、東北、北海道等の太平洋側は常に巨大な地震に見舞われています。そして太平洋という満々たる水量は地震によって津波となって太平洋岸に押し寄せています。
過去に津波がここまで来たという目印が各地に残っているそうですが、日本海側ではほとんど海岸線の間近にあるくらいです。これは日本海が浅くせいぜい150mくらいの水深ではよほどの巨大地震が起きない限り、たいした津波にはならないということなのでしょうか。
こうして考えてくると石川という地はなんと災害の少ない地域なのでしょう。
この災害の少ない地域に日本の人は皆居住の地を構えられたらいかがでしょう。工場の設置を一考されるべきだと私は思います。
私達石川人はそれを念頭に町づくり・都市づくりをすべきではないかと思います。
すぐやりましょう!白山に感謝!!
不動産遊民
都市研究家 調亮